はばきの仕上がりをおよそ決めなければ先に進めませんが、そこまで重要なパーツでもなく「あったらいいかな?」程度です。
本当にテキトーです!
こういう感じですね!
すでに「峰」がある程度形になっており薄々気付いておりましたが、この木は非常に削りやすく形を出しやすいですね。
「樫の木」でいいのかな?
何ていうのかなぁ…
こちらの思った通りに“削れてくれる”というか、応えてくれる…とにかく形を作りやすいんですよね。
実は初めての感覚w
こちらが反対側です。
たぶん「樫の木」はホームセンターで売ってないような? 今までそれなりに木材も扱ってきましたが…特に意識することもなく…まぁ削りやすいんですよね!
一度計測でも。
もともと素の状態では500gでしたが、アウトラインを削り「重ね」をある程度決め、「峰」をある程度作り、「はばき」の位置も大まかに決めた状態です。
これで150g減かぁ…
これから「刃」を作っていくわけですが…「はばき」と「柄」の造形も残ってる…
んっ…削り過ぎたか?
やりすぎたかなw
まだこの状態で作業を進めていませんが、僕の今までの経験則の感覚から予測すると最終的な仕上がりは250gを割って230g…とか?
刃を薄くすれば200gも割ってきそうですが、ここまで軽くなると流石に「木刀」としては意味を成しません!
まっいいの!いいの!
今回コレを作ってる意味は「手首~腕~肩~上半身~腰~下半身」までの一連の流れ(型)を練習するためですから!
もちろん息子用です!
本当は1mほどの塩ビパイプとかでも代用できますが、さすがに雰囲気が無いし現状はコレでも「風切り音」が発生するので気持ちが入るでしょ?
何より息子が本身に近づけて欲しいとリクエストしてますから!
そういうわけで!
「樫の木」を削ったのは人生初かもしれないので少し「特性」を調べてみると、一言で「日本人のような木」ということがわかりました。
要は“素直”ってことね!
本当にたまたま本日11日に線路を撮影しましたが、このレール(鉄)の下に敷かれている枕木にも樫の木が使われているそうです。
コレもそうかな?
他にもブナや海外品種、最近では時代にあわせコンクリート製も増えてきているとか?
金づちの柄やノミにカンナ等も樫の木が使われているそうです。と書けばけっこう耐久性があることがわかりますよね?
ちなみに!
ちびっ子たちが大好きな「どんぐり」がなりますからね!
知らんかったわーw
そろそろ話を戻し…
【 白松材 / 赤松材 】
ホームセンターではお馴染みの安価な木材です。これは厚みが12㎜ですね。
うわっ…きったねwww
比較してみましょうか!
左右を均等にするとこの程度の出になります。
たぶん0.5㎜ほどなので面を出し仕上げると最終的には「重ね」が12㎜になると思います。
ちょっと悩んでいるので作業を止めていますが、元重を12㎜にするならば先重を8㎜にしたいわけです。
耐久性がなぁ……。
明日中には決めますけど…いや、決めないと先に進めない…。
一回削ってみようか?
ザックリで汚いけど「峰」の断面はこのような「山型」になっています。
けっこう力を入れて親指の爪で数回押し付けてみました。
ダメじゃないコレ?
どうでもいいから金ヤスリの角で一度シバいてみました。
そこまで力は入れてないかな?
ですよねwww
このような非現実的な耐久試験は無意味と思われr…と思うでしょ?
角度を変えると分かり易いかな?
繊維質の荒い木材はよくこうなります。
このまま手をスッと添わせるようになぞるともれなくトゲが刺さりますよね?
この状態で「抜刀」や「納刀」の練習はできませんが、ささくれる度に研磨をしていけば身幅がどんどん細くなり使い物にならず非常に短命に終わります。
ホームセンターでよく見かけるツーバイ材やワンバイ材は「SPF材」や「ホワイトウッド」になりますが、これらも実はけっこう反り(曲がり)が出ます。
画像ではわかりにくいと思いますが、実際に商品を手に取り1本1本を確認していくとまぁまぁ“ハズレ”がありますからね!
この辺りの木材を使用し「木刀」を作っても、最終的にはガッツリ反ってくると思います。
たとえばお風呂には「ヒノキ」が使われたりと、木材は用途によって使い方があるので間違わないことですね!
ちなみに!
日本刀の「鞘」に使われる木材は「朴の木/ホオノキ」になりますが、変形や歪みが少なく加工がしやすい木材らしいです。
そういう意味では朴の木で木刀を作ると綺麗な形になりやすいと思います。ただ…ホームセンターで売ってないけどね(笑)
つづく