【 目釘 / 目釘穴 】
これは「日本刀」「居合刀」「模造刀」全てに共通し付いてます。
要は柄から刀身がすっぽ抜けないように横から差しているわけですね。
基本的には赤〇らへんに1本となります。
たまに下部にも目釘がある「2本目釘」仕様もありますが、人間が振り下ろせるスピードには限界があり基本的にはオーバースペックになります。
特に「日本刀」の場合はその辺に「銘切り」をしてるので目釘穴を開けることはほぼありません。1本で十分です。
「日本刀」の場合であれば白鞘への入れ替えで抜くこともしばしばありますが、「居合刀」や「模造刀」については…どうだろうか…?
基本的には無いかな?
製造されてからの年数や保存状態によってはガッチリ固着する場合があります。
もう繊維がモロモロになっており、径の細いドリルで抜いた方が早い場合もあります。
「目釘」に使用されるものは「木」ですが、正確には「竹」となります。
「竹」は非常に割れやすいイメージがあると思います。ナタ等で縦からパーンと割るシーンをTV等で観たことがある人も多いんじゃないかな?
そう、「縦」方向はね!
竹は「横方向」への負荷にはめっぽう強いのでこの場所に使われるわけですね!
ドリルを挟み
左:4.5㎜ 右:5.0㎜
左は竹ではないかもw
目釘は「どこで売ってるの?」と調べる人もいるかな?
調べなくていいよ!
コレの棒が「竹製の5.0㎜」でドンピシャですから!
ちょっと…170度の油でこんがり揚がっていますがモーマンタイw
ち・な・み・に・!
コッチが4.5㎜ですね!
中には『こんなんで大丈夫かよ…』と思われる人もいると思いますが、間違いなく大丈夫ですから!
むしろ…この目釘が負荷で割れるほどの素振りは…どうせできないでしょ?w
というのも?
柄から刀身を抜く場合はこのような「ゴムハンマー」を使う事がまぁまぁ多く、抜く場合は「鍔」ごと軽く叩いていき、少し上下に動くぐらい、軽く緩むぐらいまで叩きます。
というのも?
基本的には目釘が無くてもすっぽ抜けないぐらいガッチリ入り込んでいます。目釘は“保険”みたいな物ですね。
力任せに強引に抜いてしまうと「柄(木製)」や「柄糸」にダメージが入るリスクがありますからね!
後は「金属製」かな?
そりゃ金属の方が耐久性はあるんですよ。ありますが加工が少し手間ってだけですね。
一般的に入手しやすい素材としては「アルミ」「銅」「真鍮」「ステンレス」の4種類ほどでしょうか?
ちょっと確認しましょうか!
先にちょっとね!
直径25㎜のアルミ棒がありましたが、筋トレというか普段の鍛錬用にはいいかな。
かなり重かったですが価格も5,582円(税込み)と重いですね(笑)
価格の安さに加え、日本全国どこのホームセンターで取り扱いがあります。
金ノコで簡単に切断が出来るし、適当なペーパーでバリ取りもできるので非常にオススメです。何より錆ない。(←けっこう大事)
質感はバッチリですが、アルミに比べ単価が上がります。
「純銅」になるとちょっと錆やすい傾向なので好みが分かれると思います。
真鍮の別名は「黄銅」なので質感はバッチリだと思います。
ここまでの3種類は比較的柔らかい金属に属するので加工が容易です。
「ステンレス」については固いからけっこう面倒くさいと思います。
こういうのもある。
目釘穴を利用した「飾り金具」を付けたい場合は良いかもね!
こういうサイズもあるし。
結局は「用途/目的」ということになりますが、しっかり強度さえ保っていれば遊べない事はないですね!
こういうのもありますね。
普通のコーナンで撮影したので「ニッケルメッキ」製になりますが、この手を探すなら「スレンレス」の一択になると思います。
【 息子の居合刀 】
小中学生ならこれぐらい派手でもいいと思いますが、この【黒×赤】といえば煉獄パイセンになってくるんじゃないですかね?
でね、この柄はまだ目釘穴が開いてないので…開け方とか穴位置の合わせ方は…
書きませんから!
出来ない人は専門店に「技術料」を納めて下さい。商売と言うか「社会」ってそういうもんなんだけどね。
なんでもかんでも他人様に聞いて『教えて貰えると思うなよ?』って話ですわ。
ダイソーのは「4.5㎜」までありましたが、金属製であれば「4.0㎜」でも十分です。
おわり