※ 今回は画像62枚、引用4件とちょっと長いですが、師走の無礼講で僕の個人主観をガチで書きます。
はい、それでは!
12月23日の夜に奈良県下北山村(国道169号)で発生した土砂崩れについて、これからの「人口減少社会 / 少子高齢化 / 過疎化」にも大きくかかわってくるので考える“きっかけ”になれば幸いです。
下北山村の土砂崩れ 県の検討会議初会合 複合的原因か|NHK 奈良県のニュース
県は下北山村の国道で発生した土砂崩れを受け、現場の安全対策や事故原因などを検討する会議を開きました。専門家からは土砂崩れは複合的な原因で起きたと考えられることなどが報告されました。
https://t.co/hli0nmqUmI— 山下まこと (@yamashitamakoto) December 28, 2023
まず今回の土砂崩れについては専門家からも「複合的な要因」の発言がある通り、12月29日時点では直接的な原因が判明しておりません。
現時点で判明していることは1名が犠牲になったということ、また現場の地層について少し気になる点もあるので僕が撮影した画像からも下の方で紹介したいと思います。
まずですね、この手のニュースは日本全国それなりの頻度で発生しています。また、これからも発生します。
僕は大阪住みなのでお隣奈良県の出来事は地上波の報道(関西ローカル)で知るし、ネットでもGoogleの検索アルゴリズムから直ぐに出てくるようになっています。
要は近畿地方であったり関西圏についての報道を目にする機会が多いわけですが、本件が北海道や九州といったその他の地域でどの程度報道されているのか知りません。その逆もしかりですよね。
ちょっとだけ確認しましたが、一応その他の地方ローカルでも報道されてたようです。まぁサンプル数が少ないので詳細は不明ですが。
このような何気ないタイトルはスルーする人が多いと思いますが、「自然災害」については簡単に人間の想像(推定被害)を超えてきます。
例えば同じ自動車系の事例で考えると河川の氾濫等による水害による「水没」でもいいけど、車が半分ほど水に浸かると成人男性の力をもってしても水圧でドアが開かなくなります。そこでパニックになるわけですよ。
原型をとどめず…。
なかなか恐ろしいワードになりますが、ある程度の知識を持っている人であれば簡単に理解(想像)できると思います
このポルトランドセメントが1袋で25㎏です。
手前のバラス(小石)や奥の砂も1袋が25㎏ですが体積としては16~20ℓなんですね。
では今回の土砂崩れによる土砂の流出は何立米で総重量が何トンになるかパッと見でわかりますかね?
【 福知山線脱線事故 】
このぐにゃっと折れ曲がった電車の映像を観て心を痛めた人も多かったと思いますが、軽量化の為にアルミ材を多く使っていることも…ほぼ関係ありませんが電車は側面から衝突することを想定していません。
自動車であれば昨今の新型現行車は充実した装備で車体重量が増しておりますが、重量が増すと当然ながら燃費が悪くなるのでピラーから上を軽量化してる傾向になります。ドアパネルなんかもペコペコだけどね。
もちろん一般的な交通事故である正面衝突やオフセット衝突における安全性は一定値確保されていますが、上部から何かが落ちてくる衝撃はそこまで想定されていません。
そうは言っても早い段階で1台が巻き込まれたことはわかっていたし、奇跡的に空間が残っていれば助かる可能性も残っていました。
場所が悪かったなぁ…。
現場の下北山村はおよその位置を知っていたものの奈良県南部側の「国道169号」は走ったことがないので知らない。
割と特徴的な場所なので直ぐに判明しましたが…これはちょっと…。
ストリートビューで確認しても間違いなさそうです。
一言で非常に僻地ではありますが、まだ幸いなことに片側一車線道路であり二車線分の道幅があるので重機を運び入れることができます。
ちなみに大阪市から向かうと…
左下に「191㎞」と出てますが、国道168号経由の走りやすい道路が優先されているので距離が増しています。
右側の赤い枠「国道309号」もしくは黄色い枠「国道169号」であればもう少し距離が減りますが…
一般車であれば国道309号はそれなりに走れそうですが、形状を見る限り重機を載せた大型トレーラーは通行できないでしょうね。
※ この道しか無ければという前提で言えば何が何でも通行するでしょうが、少々大回りになろうが迂回路があれば使うことは無いという意味です。
こちら国道169号は見るからにトンネルが多そうなので走りやすそうです。
バイクが仕上がってからなので来年の春以降になりますが、またこの地域を回る予定なので撮影してきましょうか。
とにかくね、物量や人員で優位な大阪から何かしらの災害派遣(※民間を含む)をするとなると奈良県下北山村はクッソ遠いわけです。
でね、国道168号にしろ169号にしろ309号にしろ、大阪方面から下北山村方面に向かう場合の最終補給ポイントが【奈良県五條市】になります。
ここからは僕が撮影した画像も使いますが、この辺りから先になるとまずコンビニがありません。ガソリンスタンドは一定間隔で点在しておりますが24時間営業ではないので注意です。
五條市の「本陣」というなんかカッコいい名称の交差点ですが、ここで国道24号、168号、310号が交差します。
詳しくは調べてないけど、たぶん24号と168号の重複区間があるのかな?
とりあえずこの交差点から南下すると十津川方面に行けます。
本陣交差点から少し東に向かうとセブンイレブンが見えてきますが、奥にはイオン五條店が見えるし国道24号沿いなので一通りお店が揃ってるエリアになります。※ ホームセンターは未確認。でもあるでしょう。
本陣交差点の国道168号から南下すると直ぐに一級河川の吉野川が出てきますが、ここから十津川方面へは怒涛のヒルクライムが始まります。
ちーなーみーにー!
少し前にどこかで吉野川の日の出を出しましたが、この場所で40分待機したんですよねw 軽装で寒すぎて走れなかったが本音。
で、橋を渡ると標識が出てきますが…
なかなかの距離やぞ。
十津川村には10月11月12月と月一で今年は3回行きましたが、最初の2回は50ccの原付スクーターでしたが何か質問ある?
先ほどのセブンイレブンから十津川方面を眺めていますが、十津川村はあの山の向こうの向こうの向こうになり、五條市のこの場所からでも大阪市内の家に帰る方が近いですね。
地図上で確認する「75㎞」と実際に目の前にある「75㎞」って心理的にけっこう“差”があるよね。
これは十津川村役場で貰いましたが、今現在の僕の持ってる知識は十津川村が大半になり、東に位置する下北山村に行ったことはありません。
ちなみに、湯泉地・十津川・上湯の3つで「十津川温泉郷」になりますが、全ての温泉が源泉かけ流しになります。
左下に写ってるのが最強の「上湯温泉」になりますが、露天風呂で汗をかきそのまま横の川へすっぽんぽんで降りて体をクールダウンできます。
話をもどして…
【 日本一大きな村 】
詳しくは本編で書きますが、十津川村の面積は「672.38k㎡」なので僕が住む大阪市の「225.21k㎡」と比較して…
約3倍になるのか。
でね、この辺りの道路事情を説明すると長くなりますが、書かないとイメージしにくいので物凄く中途半端になりますがこのまま続けます。
要はね、これだけ広大な面積の基礎自治体になりますが、走れる道路はそこまで多くなく十字を切るように南北に「国道168号」、東西に「国道425号」と国道は2本のみになり後は多少の県道で構成されています。
ちなみに、政令市で人口が一番多い横浜市の面積が「435.43㎢」であり、東京23区が「626.7㎢」なのでいかに十津川村(672.38k㎡)が大きいか理解できると思います。
【 国道425号 / 死にGO 】
この「酷道」についても時間がある時に書きますが、前回走ったのがこの紫で囲った一部区間になります。
赤〇で囲ってる個所が山頂になりますが、周りを1,000m超級の山々に囲まれているので標高が高く、100m以上も滑落する場所もあり本当に危険です!
国道308号の「暗峠」で騒いでるようであればこの酷道の走破は無理でしょうね。クラッチ操作を誤ってエンストから転倒するとマジで落ちると思うよ。
11月30日にテレビ東京系列で放送された「なぜそこ?」という番組ですが、ちょうどこの辺りの内容だったんですよね。
本当に時間が無くて録画しても観る暇が無いんだよね。正月にでもゆっくり観る予定にしてるけど。
また本編の方で詳しく紹介したいと思いますが、結局のところ「国道425号」って全く使えないんですよね。
こちらが十津川村の全容になり十字を切るようにある赤いラインが国道になりますが、東西(左右)の国道425号が事実上使えないので東京23区よりも広い十津川村のメイン道路が国道168号の1本のみになります。
その他の白い県道も最終は行き止まりであったり、冬季は通行禁止で閉鎖してる個所も見て取れます。つまり…自然災害の発生時期が夏季か冬季でも対応が異なってくるということですね。
この国道168号もかつては土砂災害があったそうですが、紀伊半島のど真ん中をぶち抜く道路になり重要視されているんでしょう。
至る場所でこのような看板を確認しましたが、この道路は現在進行形でめちゃくちゃ手が入っています。
425号の2つを省くと168号のこの区間だけでトンネルが20個になりますが、今現在でも新しいトンネルが作られており進化しています。
僕自身としては実に24年ぶりに十津川村へ行きましたが、その当時に比べ拡幅工事やトンネルの新設とめちゃくちゃ走りやすくなってたんですよね!
中央にダークブランの橋が確認できますが、その左手にトンネルが確認できると思います。
これが本年12月時点では未開通だった21個目のトンネルになります。
その反対側ですね。
ちょっとねぇ…このような形で紹介すると思ってなかったら使えそうな画像を探しましたが、全体的にアングルが悪いんですよね。
これはどこの区間だったかなぁ…本当はもっと撮影してたんだけど消した…同じような景色が続くから…思い出した!
この道路は右に向かってカーブしてますが、これからココに「橋」ができます。ココがもう工事現場なんですよね。
ちょっと勾配があり奥側が見えてないのでわかりにくいですが、ココから画面真っ直ぐにズドーンと橋が架かります。
画面中央に鉄骨コンクリート製の巨大な基礎が確認ですが、たぶん建物を川側へセットバックしてるんですよね。
道路を拡幅する方法は主に2種類でこのように既存の建物や道路自体をセットバックするか、山を削るかになります。
現場現場で状況を見ながら工費や工期を鑑み、一番具体的な案が採用されるハズなので詳しくは知らん。
この区間は全域で川側へセットバックされていますが、本当に高速道路を作るぐらいの感じになってますね。たぶんリッタークラスなら瞬間で180㎞/h出せるんじゃない? 出したらアカンけどw
右側にトラックが写ってますよね?
ここで工事用の砕石を作ってるのでトラックがバンバン走ってるんですよね。
少し前にどこかで『トンネルが最悪だったわー』と書きましたが、実はココのことだったんですよね。
あのねぇ…もう白煙を出してるトラックを使うなって。もうねトンネルの中で息ができずに窒息しかけたし、とにかく目が痛い。マジで最悪でしたわ。
それでも・・・
必要“経費”ではあるかな?
結果的にここまで道路が整備されたわけです。まだ未着工区間が残っていますが、20年前に比べ本当に走りやすくなっています。
僕は路面が綺麗なら道路なんて何でもいいけど、バイカーはこういうS字が大好きだからねw
【 上湯温泉 川原の湯 】
冬季はスタッドレスが無いと厳しくなりますが、僕はまた来年も行きますよ!
この大自然の中で源泉かけ流しの露天風呂なんて最高じゃないですか!
【 歩く世界遺産 】
大阪からでも日帰りで行ける距離だしツーリングとしても最高です。
何より「観光」として現地に赴き少額でもいいからお金を使えば結果的に地方部を救う一助になります。最終的にどのような使われ方をするかわからん「ふるさと納税」ごときで満足しとったらアカンでしかし。
少々長くなったよう気がせんでもないですが、ここまでが奈良県最南部の道路事情の説明になります。
それでは【本編】です!
長々と道路事情を書いてきましたがまだ続きます。
完成したはずのトンネルは「張りぼて」 ほぼ全工程やり直しにhttps://t.co/dUmn2U5aII
完成したはずのトンネルが、ほぼ全てやり直しに――。全国の公共工事でも異例の事態が和歌山県で起きています。
— 毎日新聞 (@mainichi) December 29, 2023
正直なところ中国のオカラ工事を笑えないレベルですよね。
場所はこの辺り。
だ、そうです。
紀伊半島の縦貫道路として現在整備が進められている「五条新宮道路 / 国道168号」の重要性が理解できたと思いますが、今回の土砂崩れの現場はお隣の下北山村「国道169号」になります。
この国道425号が事実上使えないので大きく迂回する必要がありますが、もうこの位置関係であれば三重県や和歌山県から向かった方が速いですね。
んっ…ちょっと待って?
ちなみに、この約9.7兆円の事業の地理的広がりはこんな感じ・・・ pic.twitter.com/WvbvwMfsKk
— ペーター (@peter19740308) December 19, 2023
その“10兆”に入ってる?
この緑で囲った部分がそうですが、パッと見では含まれていないような気がします。何でだろう…せっかくだし入れてあげたらいいのに…。
国道168号から天川村「国道309号」へ抜けるルートもあるんだけど、たぶん道が狭そうだし舗装も悪そうなんだよね。
大阪で「金剛バス」の廃止がありましたが、比較するために撮影してました。
このような形で紹介する予定ではなかったので写したかった個所が切れていますが、この阪本バス停から天川村役場までは21.3㎞みたいですね。
とにかく走るよね。
大阪市内で見ることはないけど、このような「約40分」とか「約25分」と書かれてもだんだん距離感がバグってきます。
そもそも…原付は法定速度が30㎞/hなんですが…w
先ほどの道路を黄色のラインで書きましたが、この辺りは近畿地方で一番の僻地になると思います。現に今回の土砂崩れによる通行止めが発生すると鬼のような迂回をすることになりますから。
つまり救助が遅れる!
ちょっと余談になりますが、ここで僕が住む【大阪市】の道路事情について補足したいと思います。大きく分けると「国道」「府道」「私道」の3つになりますね。
で、大阪市は政令指定都市になるので市内の一部の国道を含む府道まで管轄しており、それらを併せて「市道」と呼びます。
見て貰った方が早いですが、この茶色になってる道路が全て建築基準法第42条第1項第1号による「認定道路」になり、すなわち市道になります。
上に写る大阪城公園内にもアスファルト舗装の道路がありますが、その他の都市公園を含むソッチは各公園事務所の管轄になるので除外。また私道についても除外です。
大阪市は政令市で最大となる24の行政区で構成されていますが、市内の認定道路を全て足した総延長距離がどれくらいになるかパッと判断できますかね?
要は「地球一周」よりも長いのか?短いのか?ということになりますが、地球一周は約4万㎞になり赤道ラインが「40,075km」、北極と南極を結んだラインが少し短く「40,009km」になるそうです。
367万6504.4㎞!
令和4年4月1日時点での数字になりますが、大阪市内の認定道路を完全走破すると地球91周分になります。
車1台で20万㎞走る計算だと18台ほど必要になりますが、日本全国のアスファルト舗装された道路、「道」として農道や林道までをカウントし全てを足すと天文学的な数字になります。
そして、これら道路が日本全国でどんどん限界を迎えだしているのが現状になります。
ココは国道309号の終点付近の瓜破交差点です。
上に見える高架は架け替え中の阪神高速14号松原線になりますが、いくら人口減少社会を迎えたからと言っても必要な道路は必要であり、2024年以降の物流問題を考えても必要な道路については新設していく必要があります。
何よりも道路に使われるアスファルトは石油からできています。
昨今は「脱炭素社会」とか言われていますが、原油を蒸留する過程で「ナフサ」もできるんだけど知らんのかな? いや知ってるから「脱石油社会」なんて誰も言わんやろ?
ていうか人間の体を構成する元素にも「炭素」が入ってるんだけど、この“脱炭素”という究極にダサいネーミングセンスよなw いっそのことみんなで人間を辞めますかw
話を戻して…
「砂防ダム」なんですね。
十津川村や国道168号は20年以上ぶりになりますが、走っていていろいろ気になった点が多かったんですよね。
コンクリートと金網のフェンスでのり面を補強しています。
ちなみに、赤〇で囲った部分にニホンザルがいますが、どのように道路を渡るのか観てたんですよね。
たぶん10匹ほどの群れでしたが、3匹ほどが道路向かって左側に残っており僕の存在が気に入らないみたいで木を揺らしながらキーキー奇声をあげ威嚇してましたねw
この警戒心の高さからニホンザルはロードキルに遭うリスクがかなり低いと考えられますよね。
話を戻し…
紫〇が今回の土砂崩れの現場になりますが、その前に隣接するこの湖が物凄く歪でガタガタなのがわかります。
要は地殻変動によるもの…ザックリと地質になってきますが、たぶん固い地層と軟弱な地層が複雑に入り交ざっていると思われます。
現場からちょっと離れていますが、このような土砂崩れがあったんですよ。
ココなんかはガッツリ削れてるし、見るからにかなりの範囲で規模だと思われます。
ていうか…何でこんな撮影をしてるんやろねw こういう形で紹介することになるとは思いませんでしたが、僕は気になったことは写真を撮って帰ってから調べるんですよね。
つまり「知識」を身に付けたいのであればとにかく「経験」を積むこと。現場第一主義の僕は「本」なんて一切読みませんから!
あのね、『本を読め』なんて言ってる奴は何かしら自書を出版しとるハズやで。だってそう言っとかないと売れんから儲からんやろ?
ねっ、大阪・関西万博…w
ぜひ“経験”して下さいね!
それでは【本題】です!
今回の現場は国道なんですね。国道で発生した土砂崩れだから『国が面倒を見てくれるんだよね?』と思ってる人、そこの貴方は甘いですね。非常に甘い!
まずですね、規模にもよりますがこのような自然災害が発生した際の初動の陣頭指揮にあたるのが基礎自治体になりますが、今回は国道なので国交省の出先機関である国道事務所も救助にあたっています。
で、基礎自治体(下北山村)で手に負えない場合は広域自治体(奈良県)に協力をお願いする形になりますが、広域自治体でも手に負えない大規模自然災害が発生した際に都道府県知事が自衛隊法第83条に則り「災害派遣」を要請する場合もあり基本的にはこのような流れになります。
もちろん被災地域内外の警察や消防も救援にあたりますが、どのようなプロセスなのかまでは流石に知らん。
これは昨年2022年に少し話題になった静岡市の台風災害ですね。まず静岡市は政令市になりますが、広域自治体である静岡県に報告をしなければ川勝知事が勝手に動くことはありません。
ネット世界の方ではネトウヨという名の「反日右翼」どもが“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”の精神で川勝知事を叩いていましたが、叩かれるべきは田辺静岡市長であったということ。
現に2021年7月3日に静岡県熱海市で発生した「熱海市伊豆山土石流災害」では発生から約2時間後の12時30分に川勝知事が自衛隊へ災害派遣要請を行っています。
そういえば…この時も反日右翼どもがソーラーパネルがどうたらこうたらとデマを流しまくってたよな? 原因は上流山間部の違法盛土の崩壊でしたが?
せっかくだし自衛隊にまつわる…
気持ち悪っ。
イラク派遣時は応援してたけど、気付いたら“永田町病”を発症してただの自撮りオジサンになっとるやん。
僕の記憶が確かであれば現場の制服組の声を背広組に届ける為に国会議員になったんだけど、今では自民党らしい立派な“大先生”ですよね。
こういう現場の声を上に届ける為に国会議員になったんじゃないの?
と思えば吉村府知事に『自衛隊は便利屋ではない』とか偉そうに言っとったよな? その後に東京と大阪に設けられた自衛隊によるワクチン接種会場についてはダンマリ。政府にも同じセリフを吐いてこいやヘタレ。
話を戻しますが、僕の住む大阪市に土砂に関する警報は無いし被害も無いから…というか「山」が無いですからね。
大阪市内でも「真田山」「茶臼山」「帝塚山」とか山の漢字が入る地名があるにはありますが、せいぜい小高い感じというか…真田山なんか真田幸村が作った出城「真田丸」の跡地ですからね。
て…て…て…て…て…て…て…
天保山『呼んだ?』
冗談はさておき、結局のところ「人口減少社会」「少子高齢化」「過疎化」なんですよね。
特に地方部は都市部に若者を取られていますが、このような災害が発生すると地元民が頑張らないと復旧復興ができないんですよ。
そりゃね、70や80の爺さん婆さんにケンスコやツルハシを持たせて『土砂を掻き出してやー』とか言っても無理ですやんか?
例え「激甚災害」に指定されようが自治体と国の費用の割合が変わるだけで、結局はマンパワーが必要になるんです。
何より人命救助には「72時間の壁」があります。今回の救助活動でもそれなりの人員が呼ばれ機材や重機が投入されていますが、コレよりも更に大きな災害が同時多発的に発生すると対処できないんですよ。
全国的にこれ以上過疎化が進むと今までであれば助けることができた命も助けられなくなる可能性が出てきます。
遊んでる“ヒマ”なんか無いけどな?
なんだかなぁ…昨日28日の分だけど、あと4日で新年を迎える雰囲気ではない…自然災害については仕方が無いけど…。
柿沢前法務副大臣逮捕 江東区長選めぐる買収など疑い 東京地検https://t.co/cNVojKywww#nhk_video pic.twitter.com/QIcd88XO1O
— NHKニュース (@nhk_news) December 28, 2023
まぁとにかくね、長くなり過ぎてダレてきたのでここらで終わろうと思いますが、来年もこの地域に行くのでいろいろ撮影してきます。なのでまた続報を書きたいと思います。
というかね、こういう過疎地で発生した災害について無関心な奴が増えていますが、こうした地方部の1つ1つの道路を“毛細血管”とするならば、放置すると直結して細胞の“壊死”すなわち最後は“切断”になるということ。
そろそろ都市部に住む者からも地方部の大切さを声に出して訴えていかなアカンのとちゃうか? もちろん地方部においても「改革」という名の“手術”が必要になるけどね。
ただし、手術には“痛み”を伴うわけ。恐れるがあまり痛みから逃れたらその先に待ってるのは“死”になるわな?
全力で応援したい!!!
おわり