アメリカザリガニの飼育に大事と言われる【デトリタス】。
『何じゃいな?』
と思われる人もいると思いますが、説明が長くなるので下記記事を読んで頂ければと思います。
これを『どうやって小さな家庭用の水槽にフィードバックするんだ?』と思われそうですが、そこまで難しく考えずに【腐葉土】を使えば多少は再現できると思われます。
その前に!
今回用意した試験水槽です。
内容物は以前に作った物になりますが
水量をこのぐらいに抑え中央の製作物を亀の飼育ではスタンダードな【浮島状態】にしてやればザリガニが簡単に登ることができ酸欠に陥ることはありません。
脱走の観点から補足すると水量を抑え水面から水槽の淵までをTLの2倍の高さにすれば物理的に脱走を阻止できます!
【脱走】については別記事で詳しく説明しますが、生体を観察していれば脱走のシグナルに気づけるし、脱走を試みる生体がいるのであれば現在の飼育方法になにかしらの問題があると考えてOKです!
要は不完全という事です!
今回の内容に【脱走】は関係ないので水量をギリギリまで上げて外掛け式フィルターを取り付けています。
見ての通り水量を上げているのでブクブクは起こっておらず【水流】を作っているだけになります。
これは以前作った【麻ひも水草】です。
投入して3週間ほどですが短くなっています。
コスパ最強の1個75円です。
小学生なら簡単に作れるのでオススメです。
そのままドボンです。
これぐらいの水量だと1個で十分だし入れ替える麻ひももいっぱい残っていますが、インシュロックは切る必要があるのでギリギリまで使う方が良いですね!
用意した生体は色味が似てるこの2匹です。
メスはセメント線が出ています。
表側から確認しにくいのでもう少し発達するかな?
この2匹は1ヵ月前から同じ水槽で飼育をしてましたが交尾をしたのかは不明。
ここ5日程で明らかに食欲が落ちてるので一応可能性はあるかもですが、今回の検証には関係ないので抱卵しようがしまいがどちらでも構わないです。
抱卵してくれた方が【検証の質】が上がるのでウエルカムですけどね!
とりあえずドボン。
仲が良さそうに見えますが、たぶんこの2匹は相性が悪いです。
おまたせしました。
【ダイソーの腐葉土】
買う前から『細かいなぁ…』とは感じていましたが…
やっぱり細かなぁ…
空気を多く含んでいるので
一度かくはん…
あーーーーー…
コレっちゃあコレなんだけど…
ちょっと想像してたのと違う…
かなり分解が進んでいるから単純に「微生物が多い」と捉えて良いと思いますが、全ての微生物がザリガニにとって好影響を与えるとは限りませんよね?
「招かれざる客」がいるかどうか…
とりあえず1摘み分を水槽に投入しましたが…浮きます!
それに細かいから
フィルターを外しました。
上部フィルターもそうですが、このダイソーの腐葉土を投入してすぐはフィルターが速攻で詰まりそうです。
むしろ
吸い込むことによってプロペラシャフトの上下のゴムパーツに影響が出そうですね!
この「ダイソーの腐葉土」については
一度べちゃべちゃにした後に「上澄み液」だけを取り出して使った方が良さそうです。
とりあえず…
悩んで人は…
使わない方が良さそうね(笑)
成分的には「市販のバクテリア」よりも良さそうなのでこの2匹に継続使用してみようと思います。
別件になりますが
同じくダイソーでは「鹿沼土(左)」と「赤玉土(右)」が売っています。
「鹿沼土(左)」は粒子が細かくザリガニの土堀りに向いてそうですが、pHがかなり低く水質が【酸性】に傾くので意図して使う場合以外は使用しない方が良いです。
「赤玉土(右)」は問答無用のド定番なので大いにアリですが、やはり「土」なので経年劣化により粒子が非常に細かくなり継続使用をすることでプロペラシャフトの寿命が短くなる可能性があります。
ザリガニ飼育においてこのような物は【付加価値】になるので『本来は使わなくてもザリガニはしっかり育ちます』。むしろ使っていない人の方が多いと思いますが『飼育環境を良くするためには絶対に使った方が良い』ともとれるのでご自分の飼育スタイルで使い分けをするのがベターですね!